皆さん、UR賃貸住宅を知っていますか?名前は聞いたことあるけど、実際どういう物件であるかを知らないという方も多いのではないでしょうか?
そこで今回はUR賃貸住宅とは何か、UR賃貸住宅のメリットやデメリットを詳しく紹介します。物件探し中の方は、ぜひこの機会にUR賃貸住宅について知っておきましょう。
Table of Contents
UR賃貸住宅って何?
UR賃貸住宅は都市再生機構(UR都市機構)という独立行政法人が管理している賃貸住宅のことです。民間が管理している一般的な賃貸住宅とは違い、公的な機関が管理している住宅の為、様々なメリットやデメリットがあります。
詳しい説明をしていく前に、UR賃貸住宅で実際に住んでいる方の声を見てみましょう。
「UR賃貸住宅に満足している」「UR賃貸住宅にこれからも住み続けたい」「UR賃貸住宅を知り合いや親族に勧めたい」と回答した方がそれも全体の8割以上という結果でした。これだけでもUR賃貸がどれだけ評判がいいかということがわかっていただけるかと思います。
UR賃貸住宅のメリット
まずはUR賃貸住宅のメリットを順番に見ていきましょう。
礼金がない
UR賃貸住宅の場合、礼金がありません。一方、民間が管理している一般的な賃貸住宅の場合、礼金が設定されていることがほとんどです。礼金は「大家さんに対してお礼の意味を込めて渡すお金」です。その為、退去時に返金される敷金とは違い、礼金は返金されません。
引越しの時期は出費が増えがちです。UR賃貸住宅の場合は礼金がないので、その分のお金を家電やインテリアに回せるようになります。
仲介手数料がない
UR賃貸住宅の場合、仲介手数料もかかりません。一方、民間が管理している一般的な賃貸住宅の場合、契約時に仲介手数料がかかります。こちらも礼金と同様、初期費用を抑えられるというメリットがあるので、浮いたお金を家電やインテリアに回せるようになります。
またUR賃貸住宅の場合は仲介会社をはさまない為、物件を所有しているURが直接物件の説明をしてくれます。そういった安心感があるのもメリットといえるでしょう。
更新料がない
UR賃貸住宅の場合、自動更新で面倒な手続きは一切不要です。更新料もかかりません。通常であれば2~3年間に1度家賃と同額程度の更新料がかかったり、契約書の締結をし直したりと手間がかかるので、UR賃貸住宅の大きなメリットと言えます。
長く住んでも更新手続きがなく、安心して暮らし続けられるのはうれしいですよね。
保証人がいらない
UR賃貸住宅の場合、保証人を誰かに依頼する必要がありません。申込時に住民票の写し、収入証明書等の必要書類を提出し、資格審査をするだけで問題ありません。
誰かに保証人を依頼するというのは、何もなかったとしても気を遣ってしまいます。また保証人契約等を結ぶ必要がないので、手続きのスピード感も早くなる点が魅力です。
UR賃貸住宅のデメリット
続いて、UR賃貸住宅のデメリットを紹介します。
相場より家賃が高い傾向にある
基本的にUR賃貸住宅は家賃が相場よりも2割程度高く設定されていることが多いです。理由は部屋面積をやや広めに設計されているからです。
ただし初期費用や更新料がほとんどかからないこと等を踏まえると、トータルでUR賃貸住宅の方が安くなる場合もあります。また相場通りの物件もないわけではないので、根気強く部屋探しをすることも大切です。
審査の基準が厳しい
どの物件を賃貸するにしても、入居審査が必要です。しかしUR賃貸住宅の場合は、審査の基準が民間と比べて厳しいです。
一般的に賃貸物件を借りる際は「基準月収が家賃の3倍必要」と言われていますが、UR賃貸住宅の場合の審査基準は次の表の通りです。
月々の家賃 | 月収 |
5万円 | 15万円 |
6万円 | 18万円 |
7万円 | 21万円 |
8万円 | 24万円 |
9万円 | 27万円 |
10万円 | 30万円 |
11万円 | 33万円 |
12万円 | 36万円 |
13万円 | 39万円 |
14万円 | 42万円 |
15万円 | 45万円 |
先着順のため、人気物件が借りられない
UR賃貸住宅は抽選ではなく、先着順で入居審査を行います。その為、UR賃貸住宅は全国で約74万戸ありますが、都心部や交通の便がいい人気の物件は簡単に借りることができません。
そもそも人気物件は空きがでにくいということもありますが、仮に空きが出たとしてもすぐに申込が殺到してしまうからです。「初期費用や更新料を抑えられるU賃貸住宅を借りたい!」という考えを持っている人は非常に多いです。
立地が悪い物件が多い
「UR賃貸住宅は緑に囲まれた自然が魅力」という話を聞いたことはありませんか?
一見するといい物件のように感じますが、これは裏返すと都市部から離れた不便な場所に立地しているということです。東京23区内であれば心配はいりませんが、それ以外の地域だと最寄り駅から遠い物件が多数存在します。
その為、必ずUR賃貸住宅を借りる際は最寄り駅からの距離やどんな施設があるのかを必ず確認するようにしましょう。
コメント