リミックスでんきは東証スタンダード上場企業の株式会社リミックスポイントの新電力サービスです。市場連動型の料金プランを提供しており、賢く電気を使用して電気代を節約できるということで注目を集めています。
今回はそんなリミックスでんきの料金プランや契約するメリット・デメリットを徹底解説します。リミックスでんきへの申し込みを検討している方はぜひ参考にしてください。
Table of Contents
リミックスでんきの基本情報
提供会社 | 株式会社リミックスポイント |
供給エリア | 全国(沖縄・一部離島を除く) |
契約期間・解除金 | 契約期間の縛り:無 解約金:0円 |
支払方法 | クレジットカード・口座振替 |
セット割引 | なし |
リミックスでんきの料金プラン
リミックスでんきが一般家庭向けに提供している料金プランは「Styleプラス」「Styleプラスeco」プランの2種類です。
StyleプラスとStyleプラスecoの違いは環境に優しい電気を使用できるかどうかです。Styleプラスcoの方が環境に優しい電気を使用できる分、固定従量料金単価が1.4円/kWh高く設定されています。
2種類のプランに共通する特徴は大きく分けると2点あります。1点目は「基本料金が0円であること」2点目は「市場連動型プランであること」です。
ここでは、主にStyleプラスの料金体系について詳しく解説するので、ぜひ参考にしてください。
リミックスでんきの仕組みと計算方法
まずは、リミックスでんきのStyleプラスの仕組みと電気代の計算方法を紹介します。リミックスでんきのStyleプラスは市場連動型の料金プランのため、固定従量単価型の料金プランとは電気代の算出式が異なります。
固定従量単価型の料金プランと異なるのは「電源調達料金単価」「固定従量料金単価」の2点です。それぞれの単価の詳細は以下の通りです。
詳細・算定方法 | |
電源調達料金単価 | 30分毎に変動するJEPXの料金スポット市場価格に基づいて算定。 →電気の市場価格によって変動する単価(市場連動型と言われる要因) |
固定従量料金単価 | お客様にサービス提供するためにリミックスでんきが定めた費用。 →託送料金とサービス料金が含まれておりエリア毎に固定の単価 |
「固定従量料金単価」は、固定従量単価型の電力量料金よりも割安に設定されているため、料金比較の際に重要になるのは「電源調達料金単価」となります。
つまり、電気の市場価格が安い時であれば電気代が安く、高騰している時は電気代も高くなるのがStyleプラスの特徴です。
各地域の大手電力会社との料金表比較
続いて、各地域の大手電力会社の料金とリミックスでんきStyleプラスの料金表を比較しました。
ただし、先程も紹介した通り、大手電力会社とリミックスでんきでは料金算出式が異なるため、料金表を比較するだけではどちらが安いのかは判断できません。そのため、この料金単価の差額だけでどちらが安いかを決めつけないように注意しましょう。
尚、Stlyleプラスecoの場合は固定従量料金単価が1.4円/kWh割高に設定されていますが、それ以外の費用についてはStyleプラスと同額となります。
北海道エリア
北海道電力 従量電灯B | リミックスでんき Styleプラス | ||
基本料金 | 1契約:10A毎に | 402..60円 | 0円 |
【北海道電力】 電力量料金 【リミックスでんき】 固定従量料金+電源調達料金 | ~120kwh | 35.35円 | ■固定従量料金 17.91円/kWh ■電源調達料金 JEPXの市場スポット価格によって変動 |
121~280kwh | 41.64円 | ||
281kwh~ | 45.36円 |
東北エリア
東北電力 従量電灯B | リミックスでんき Styleプラス | ||
基本料金 | 1契約:10A毎に | 369.60円 | 0円 |
【東北電力】 電力量料金 【リミックスでんき】 固定従量料金+電源調達料金 | ~120kwh | 29.62円 | ■固定従量料金 18.54円/kWh ■電源調達料金 JEPXの市場スポット価格によって変動 |
121~300kwh | 36.37円 | ||
301kwh~ | 40.32円 |
東京エリア
東京電力 従量電灯B | リミックスでんき Styleプラス | ||
基本料金 | 1契約:10A毎に | 311.75円 | 0円 |
【東京電力】 電力量料金 【リミックスでんき】 固定従量料金+電源調達料金 | ~120kwh | 29.80円 | ■固定従量料金 17.61円/kWh ■電源調達料金 JEPXの市場スポット価格によって変動 |
121~300kwh | 36.40円 | ||
301kwh~ | 40.49円 |
中部エリア
中部電力 従量電灯B | リミックスでんき Styleプラス | ||
基本料金 | 1契約:10A毎に | 321.14円 | 0円 |
【中部電力】 電力量料金 【リミックスでんき】 固定従量料金+電源調達料金 | ~120kwh | 21.20円 | ■固定従量料金 18.10円/kWh ■電源調達料金 JEPXの市場スポット価格によって変動 |
121~300kwh | 25.67円 | ||
301kwh~ | 28.62円 |
関西エリア
関西電力 従量電灯A | リミックスでんき Styleプラス | ||
最低料金 | 最初の15kwhまで | 522.58円 | 0円 |
【関西電力】 電力量料金 【リミックスでんき】 固定従量料金+電源調達料金 | 16~120kwh | 20.21円 | ■固定従量料金 16.65円/kWh ■電源調達料金 JEPXの市場スポット価格によって変動 |
121~300kwh | 25.61円 | ||
301kwh~ | 28.59円 |
北陸エリア
北陸電力 従量電灯B | リミックスでんき Styleプラス | ||
基本料金 | 1契約:10A毎に | 302.50円 | 0円 |
【北陸電力】 電力量料金 【リミックスでんき】 固定従量料金+電源調達料金 | ~120kwh | 30.86円 | ■固定従量料金 16.55円/kWh ■電源調達料金 JEPXの市場スポット価格によって変動 |
121~300kwh | 34.75円 | ||
301kwh~ | 36.46円 |
中国エリア
中国電力 従量電灯A | リミックスでんき Styleプラス | ||
最低料金 | 最初の15kwhまで | 759.68円 | 0円 |
【中国電力】 電力量料金 【リミックスでんき】 固定従量料金+電源調達料金 | 16~120kwh | 32.75円 | ■固定従量料金 17.18円/kWh ■電源調達料金 JEPXの市場スポット価格によって変動 |
121~300kwh | 39.43円 | ||
301kwh~ | 41.55円 |
四国エリア
四国電力 従量電灯A | リミックスでんき Styleプラス | ||
最低料金 | 最初の11kwhまで | 666.89円 | 0円 |
【四国電力】 電力量料金 【リミックスでんき】 固定従量料金+電源調達料金 | 12~120kwh | 30.65円 | ■固定従量料金 17.58円/kWh ■電源調達料金 JEPXの市場スポット価格によって変動 |
121~300kwh | 37.27円 | ||
301kwh~ | 40.78円 |
九州エリア
九州電力 | リミックスでんき Styleプラス | ||
基本料金 | 1契約:10A毎に | 316.24円 | 0円 |
【九州電力】 電力量料金 【リミックスでんき】 固定従量料金+電源調達料金 | ~120kwh | 18.37円 | ■固定従量料金 17.32円/kWh ■電源調達料金 JEPXの市場スポット価格によって変動 |
121~300kwh | 23.97円 | ||
301kwh~ | 26.97円 |
リミックスでんきは各地域の大手電力会社と比べて安い?
結論からお伝えすると、リミックスでんきと大手電力会社のどちらが安いかを断言することができません。
基本料金だけで見ると、リミックスでんきが0円のため優位性がありますが、電源調達料金単価によっては大手電力会社よりも割高になってしまう可能性もゼロではありません。
しかし、市場の電力取引価格が安い時間帯に電気を使用するように心がけることで、リミックスでんきの電気代を安く抑えることができます。
市場の電力取引価格が反映される電源調達料金単価は「でんきアラート」で逐一確認できる上、4段階のアラートレベルで今の電源調達料金単価が高いか安いかも直感的に把握できるため、賢く電気を使用しやすい仕組みとなっています。
その他にも「LINE通知サービス」を活用することで、電気代が高くなる時間にお知らせを受け取ることも可能なので、うっかり多くの電気を使ったら「電源調達調整料金単価の高い時間帯だった…」といった心配もありません。
リミックスでんきについてもっと詳しく知りたい
リミックスでんきは公式サイトよりWEB完結で申込ができます。(契約切替申込のみ)
リミックスでんきのメリット
次に、リミックスでんきで契約するメリットを紹介します。
電気を賢く使用することで電気代を節約できる
リミックスでんきのStyleプラスは市場連動型の料金プランなので、30分毎に変動する電力取引価格に連動した電源調達料金単価によって電気代も変わります。
つまり、電源調達料金単価が安い時間帯に電気を使用するように意識することで、電気代を節約できます。
電源調達料金単価はリミックスでんきが提供している「でんきアラート」や「LINE通知サービス」を活用することで逐一確認可能のため、家電を使用した家事を行う時間帯の参考にすることをおすすめします。
基本料金0円の料金プラン
リミックスでんきは基本料金が0円のため、電気を使った分だけ料金が発生するシンプルな料金設計となっています。
他の電力会社の多くは電気を使用しなくても基本料金が1,000円前後かかる場合が多いため、特に電気使用量が極端に少ない方や契約アンペア数が高く設定されている家庭では、料金メリットが大きいです。
初期費用・解約金が0円
リミックスでんきは契約時にかかる初期費用や、解約時にかかる解約金が一切かかりません。そのため、気軽に契約して、もし自分には合わないと感じた場合は気軽に他の電力会社に切り替えられます。
新電力会社の中には契約事務手数料がかかったり、契約期間内の解約で1万円以上の解約金を請求される会社もあるので注意が必要ですが、リミックスでんきであれば安心して申込できます。
支払方法で口座振替を選択可能
リミックスでんきの支払方法は、クレジットカード決済と口座振替の2種類から選択可能です。
新電力会社の中にはクレジットカード決済しか選択できない会社も少なからず存在するため、クレジットカードを持っていない方はそもそも契約ができません。
その点、リミックスでんきであればクレジットカードを持っていない方を持っていない方でも契約できます。
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リミックスでんきのデメリット
続いて、リミックスでんきのデメリットを紹介します。
市場の電力取引価格による電気代高騰リスクがある
リミックスでんきは市場連動型の料金プランであるため、市場の電力取引価格が高騰すると電気代も高くなります。
ただし、リミックスでんきは契約後にいつ解約しても解約金がかからないため、市場の電力取引価格が高騰している際は、一時的に他の電力会社に切り替えることでリスク回避も可能です。
その後、電力取引価格が落ち着いたタイミングで、リミックスでんきで再契約するといったことも可能なので、でんきアラートを逐一確認している方であれば、そこまで気にするデメリットではありません。
紙の利用明細の発行が有料
リミックスでんきの月々の電気代はポータルサイト内の「請求情報」で確認できますが、紙の利用明細で確認したいという方もいるでしょう。
ただし、リミックスでんきで紙の利用明細を発行する場合は発行手数料として200円(税別)が追加で請求されるので注意しましょう。
新築・オール電化物件は契約できない
リミックスでんきは、新築物件やオール電化物件での契約ができません。もしも、新築物件やオール電化物件で電力会社を探している方は別の電力会社で契約する必要があるので注意しましょう。
【おすすめ記事】おトクな電力会社を調べる
引越しなどの新規申込がWeb完結できない
リミックスでんきは同一住所での契約切替申込であれば、Web上で申込手続きが完結します。
ただし、引越しなどを伴う新規申込の場合は、メールまたは電話でリミックスでんきにお問い合わせする必要があるので注意しましょう。
どうしてもWeb完結かつ引越し先でリミックスでんきの契約をしたい場合は、一旦東京電力などの大手電力会社で電気を開通した後に、リミックスでんきに契約切替申込をするという方法もあります。
とはいえ、こちらの方法は少々手間がかかるので、メールまたは電話でリミックスでんきにお問い合わせする方法をおすすめします。
リミックスでんきはこんな方におすすめ
最後に、リミックスでんきがどんな方におすすめの電力会社なのかをまとめました。
リミックスでんきのStyleプラスは市場連動型の料金プランのため、市場の電力取引価格が安い時間帯を狙って電気を使用することで、電気代を節約できます。
固定従量単価型の電力会社よりも電気代を安く抑えられる可能性もあるので、賢く電気を使用して少しでも電気代を安く抑えたい方におすすめの電力会社です。
また、リミックスでんきは基本料金が0円のため、電気使用量が極端に少ない方や50~60Aで契約している方は、それだけで電気代が安く抑えられる可能性が高いです。
その他にも、支払方法で口座振替を選択できる数少ない電力会社でもあるので、クレジットカードを持っていない方でも安心です。
この記事を読んでリミックスでんきが気になった方は、ぜひ公式サイトで詳細を確認してみてください。
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