サニックスでんきは東証プライム上場企業の株式会社サニックスが提供している電力サービスです。
しかし、大手企業が提供しているとはいえ、本当に電気料金が安くなるのか気になる方も多いのではないでしょうか?
そこで今回はサニックスでんきの料金プラン・メリット・デメリットを解説した上で、契約者の評判やどんな方におすすめできる電力会社なのかを紹介します。サニックスでんきの契約を検討している方はぜひ参考にしてください。
Table of Contents
サニックス電気の基本情報
提供会社 | 株式会社サニックス |
供給エリア | 全国(沖縄・離島・一部地域を除く) |
契約期間・解除金 | 契約期間の縛り:無 解約金:無 |
支払方法 | クレジットカード |
セット割引 | 電気とガスの契約でセット割引:有 |
市場連動型プラン | 市場連動型プランである(2023年4月以降) |
サニックスでんきの料金プラン
まずはサニックスでんきの料金プランを紹介します。サニックスでんきは2023年4月以降、従来からあるすべての料金プランを「スポットバリュープラン」に移行すると発表しています。
その為、今回は「スポットバリュープラン」について詳しく解説します。
スポットバリュープランは市場連動型の料金プラン
サニックスでんきの新しい料金プラン「スポットバリュープラン」は市場連動型の料金プランです。30分毎に変動する電気の市場価格を電気料金に反映するので、市場価格が落ち着いている時は安く電気が利用できます。一方で市場価格が高騰した時は電気料金も高額となるので注意が必要です。
スポットバリュープランの電気料金は下記図の計算式で求められます。
一見すると他の電力会社と大きな違いはないように見えますが、電力量料金の算出方法が他とは異なります。サニックス電気の電力量料金は下記の計算式によって求められます。
サニックスでんきの電力量料金の算出式
電力量料金=【〔( 30分ごとのJEPXエリアプライス ÷ ( 1 – 損失率 ))+ 需給調整管理等費用取引手数料〕 × 1.1[消費税] + 託送従量料金単価】×電力使用量
正直複雑すぎてよくわからないですよね。30分ごとのJEPXエリアプライスというのが電気の市場価格で、それ以外にも何やらよくわからない手数料が上乗せされると思っておけばとりあえずは問題ありません。
スポットバリュープランの料金表
北海道エリア
スポットバリュープラン | サニックスでんき | |
基本料金 | 1契約:10A毎に | 217.80円 |
電力量料金 | 損失率 | 7.9% |
需給調整管理等費用(1kWhあたり・税抜) | 4.00円 | |
託送従量料金単価(1kWhあたり・税込) | 8.38円 |
東北エリア
スポットバリュープラン | サニックスでんき | |
基本料金 | 1契約:10A毎に | 166.10円 |
電力量料金 | 損失率 | 8.5% |
需給調整管理等費用(1kWhあたり・税抜) | 4.00円 | |
託送従量料金単価(1kWhあたり・税込) | 9.24円 |
関東エリア
スポットバリュープラン | サニックスでんき | |
基本料金 | 1契約:10A毎に | 152.24円 |
電力量料金 | 損失率 | 6.9% |
需給調整管理等費用(1kWhあたり・税抜) | 4.00円 | |
託送従量料金単価(1kWhあたり・税込) | 7.48円 |
中部エリア
スポットバリュープラン | サニックスでんき | |
基本料金 | 1契約:10A毎に | 137.50円 |
電力量料金 | 損失率 | 7.1% |
需給調整管理等費用(1kWhあたり・税抜) | 4.00円 | |
託送従量料金単価(1kWhあたり・税込) | 8.38円 |
北陸エリア
スポットバリュープラン | サニックスでんき | |
基本料金 | 1契約:10A毎に | 192.50円 |
電力量料金 | 損失率 | 7.8% |
需給調整管理等費用(1kWhあたり・税抜) | 4.00円 | |
託送従量料金単価(1kWhあたり・税込) | 7.39円 |
関西エリア
スポットバリュープラン | サニックスでんき | |
基本料金 | 1契約:10A毎に | 290.40円 |
電力量料金 | 損失率 | 7.8% |
需給調整管理等費用(1kWhあたり・税抜) | 4.00円 | |
託送従量料金単価(1kWhあたり・税込) | 8.07円 |
中国エリア
スポットバリュープラン | サニックスでんき | |
基本料金 | 1契約:10A毎に | 326.70円 |
電力量料金 | 損失率 | 8.0% |
需給調整管理等費用(1kWhあたり・税抜) | 4.00円 | |
託送従量料金単価(1kWhあたり・税込) | 9.49円 |
四国エリア
スポットバリュープラン | サニックスでんき | |
基本料金 | 1契約:10A毎に | 363.00円 |
電力量料金 | 損失率 | 8.1% |
需給調整管理等費用(1kWhあたり・税抜) | 4.00円 | |
託送従量料金単価(1kWhあたり・税込) | 9.38円 |
九州エリア
スポットバリュープラン | サニックスでんき | |
基本料金 | 1契約:10A毎に | 162.24円 |
電力量料金 | 損失率 | 8.6% |
需給調整管理等費用(1kWhあたり・税抜) | 4.00円 | |
託送従量料金単価(1kWhあたり・税込) | 8.26円 |
電気の市場価格が落ち着くまでは契約はおすすめしない
サニックスでんきの料金プランは複雑でわかりにくい上、市場連動型なので電気料金の高騰リスクがあります。その為、自分でもよくわからない内に高額な電気料金を請求される可能性があります。
電気の市場価格は一時期のピークから少しずつ落ち着いてきてはいますが、まだまだ高い水準で推移しています。正直、他の電力会社で契約する方が電気料金を安くできるので、現時点でサニックスでんきでの契約はおすすめしません。
下記にておすすめの電力会社をまとめているので、興味があればこちらをご確認ください。
他の電力会社について調べたい
サニックスでんきのメリット・デメリット
次にサニックスでんきのメリット・デメリットについて紹介します。
サニックスでんきのメリット
まずはサニックスでんきを選ぶメリットを紹介します。
✅初期費用や解約金がない
初期費用や解約金がない
サニックスでんきは契約にかかる初期費用や解約金が無料です。
気軽に契約・解約ができる為、安心です。
サニックスでんきのデメリット
続いてサニックスでんきを選ぶデメリットを紹介します。
✅電気料金の急激な高騰リスクがある
✅支払い方法がクレジットカードのみ
電気料金の急激な高騰リスクがある
サニックスでんきは市場連動型の料金プランです。その為、電気の市場価格が高騰した場合の電気料金の急激な高騰リスクがあります。
市場連動型プランの場合は毎月の電気料金を把握することも難しいので、電気の市場価格が明確に落ち着くまでは契約をおすすめしません。
支払い方法がクレジットカードのみ
電気代の支払い方法がクレジットカードのみとなっています。クレジットカードを持っていない方は契約ができない為、注意しましょう。
サニックスでんきについてもっと詳しく知りたい
サニックスでんきは公式サイトよりWEB完結で申込ができます。(24時間受付可)
サニックスでんきの評判・口コミ
サニックスでんきの評判・口コミを調査したところ様々な口コミが見つかりました。良い評判と悪い評判をそれぞれ紹介します。
サニックスでんきの良い評判
サニックスでんきの良い評判は下記の通りです。
サニックスでんきに契約を切り替えてから1年間で7万安くなったという口コミですが、これは料金プランが市場連動型に変わる前の話なので注意が必要です。
ただし、過去に格安のプランを提供していたということなので今後さらに安い料金プランの提供を開始する可能性はあります。
サニックス電気の悪い評判
サニックス電気の悪い評判は下記の通りです。
サニックスでんきが市場連動型に変わることで乗り換えを決意したという口コミが多く見つかりました。現在サニックスでんきで契約している方は2023年4月以降、自動的にプランが切り替わる為、はやめに他の電力会社を探しましょう。
サニックスでんきはこんな方におすすめ
ここまでサニックスでんきについて紹介してきましたが、正直市場連動型プランに変更となるサニックスでんきでの契約はおすすめできません。
余程強いこだわりがない方以外は、サニックスでんきに新しく申し込もうとしている方や現在契約中の方は他の電力会社での契約をおすすめします。
下記にて各エリア毎のおすすめの電力会社をまとめております。少しでも電気料金を安くしたい方は下記記事を参考にしていただけますと幸いです。
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