「引越した新居が寒すぎる」といった経験をしたことがある人はいませんか?せっかく引越すなら暖かいマンションがいいですよね。寒いマンションに引越してしまうと暖房代がかさんでしまったりとデメリットが多くあります。
そこで今回は暖かいマンションと寒いマンションの見分け方を解説するので、物件を探している方はぜひ参考にしてください。
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暖かいマンションの見分け方
一般的に暖かいマンションを見分ける際に参考にされやすいのは「日当たりの良さ」ですが、日当たりが良くても寒いマンションがあります。暖かいマンションを選ぶためには、次の3ポイントを確認しましょう。
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窓が単板か二重ガラスか確認
まずは部屋の窓を確認しましょう。実は窓ガラスには単板(1枚)ガラスと二重ガラスの2種類が存在します。二重ガラスの場合は、ガラスとガラスの間に空気があり、室内の温かさが外に逃げることを抑えることができるため、温熱効果はもちろん省エネにもつながります。
単板ガラスの場合でも内窓を取り付ける等の対策を立てれば同じような効果を期待できます。
「住宅性能表示制度」を確認
「住宅性能表示制度」とは、2000年に施工された「住宅の品質確保の推進などに関する法律(品確法)」に基づき、消費者が質の良い住宅を安心して購入できるための制度です。
品確法の中に「温熱環境・エネルギー消費量に関すること」という項目があり、「断熱等性能等級(1~4級)」および「1次エネルギー消費量等級(1~5級)」で評価されています。等級の大きい方が寒さに強いマンションと言え、目安としては4級をクリアしていると安心です。
内断熱か外断熱か確認
断熱には内断熱と外断熱の2種類があります。内断熱は鉄筋コンクリートの内側に断熱材を施工する方法で、外断熱は鉄筋コンクリートの外側に断熱材を施工する方法です。
鉄筋コンクリートは暖まりにくく冷めにくいという性質があるので、内断熱マンションだと冷房や暖房が効きにくいです。その為、外部の熱による影響を受けにくい外断熱マンションの方が暖かいマンションだと言えます。
外断熱マンションとは?
暖かいマンションの見分けポイントの1つである外断熱マンションについて、もう少し詳しく説明します。
外断熱マンションは増えている?
もともと外断熱マンションは寒冷地である北海道で多く採用されていました。しかし高度な技術が必要で、ややコストアップになることもあり、北海道や寒冷地以外の地域では採用されておりません。
ヨーロッパやカナダでは外断熱マンションは一般的に採用されております。日本でも今後外断熱マンションが増えていくか、注目したいですね。
外断熱マンションと省エネ効果
外断熱マンションには省エネ効果も期待できます。
床、壁、天井がコンクリートでできているマンションは、外側から断熱材で建物をすっぽり包んであげることで、コンクリートの蓄熱性を活かすことができるからです。またコンクリートに蓄えた熱を少しずつ室内に放出するので、快適な暖かさを得られます。
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