再エネ賦課金っておかしくない?少しでも電気代を安くする方法を解説!【再生可能エネルギー発電促進賦課金】

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電気代として請求されている再エネ賦課金。正式名称は「再生可能エネルギー発電促進賦課金」です。

今回は「再エネ賦課金って何?」「再エネ賦課金っておかしくない?」「少しでも再エネ賦課金の支払額を安くしたい」という方向けに解説記事を執筆しました。

再エネ賦課金はSNSでも「おかしい!」という投稿をよく見かけるわよね…

再エネ賦課金ってそもそも何?

再エネ賦課金とは

まずは再エネ賦課金について、経済産業省資源エネルギー庁の説明からみていきましょう。

再生可能エネルギーの固定価格買取制度

「再生可能エネルギーの固定価格買取制度」は、再生可能エネルギーで発電した電気を、電力会社が一定価格で一定期間買い取ることを国が約束する制度です。

電力会社が買い取る費用の一部を電気をご利用の皆様から賦課金という形で集め、今はまだコストの高い再生可能エネルギーの導入を支えていきます。この制度により、発電設備の高い建設コストも回収の見通しが立ちやすくなり、より普及が進みます。

引用元:経済産業省資源エネルギー庁「固定価格買取制度」

簡単に言い換えると「電力会社が再生可能エネルギーを買い取る金額の一部を消費者から集めて、再生可能エネルギーの普及を後押ししましょう」っていう制度よ!

「再生可能エネルギーの固定価格買取制度」によって消費者に請求する金額が「再エネ賦課金」というわけです。ちなみに再エネ賦課金の金額は電力会社や地域には関係なく、全国一律の価格となっています。

再エネ賦課金は年々値上がりしている

再エネ賦課金は年々値上がりしているという現状があります。値上がりの幅としては再エネ賦課金がはじまった2012年と比較して2022年では約16倍となっています。(2012年:0.22年/kwh 2022年:3.45円/kwh)

これは1kwhあたりの料金単価となりますので、月に200kwhを使用する家庭であれば「3.45円/kwh×300kwh=1,035円」が電気代に上乗せされて請求されることになります。電気を今まで通り使っているだけなのに、この金額が毎月請求されると考えるとなかなか痛い出費と感じる方も多いでしょう。

今後再エネ賦課金の金額はどうなる?

結論から言うと「2032年までは再エネ賦課金の金額は上昇し続ける」と言われています。理由としては①電力会社が買い取りしている再生可能エネルギーの金額が落ちない②再生可能エネルギーの設備導入量が年々増えているといった2点があげられます。

なぜ2032年まで上昇し続けると言われているかというと、再エネのメイン電源となっている太陽光発電で全量買取で20年という長期間の固定単価での買取を国が保証しているからです。再エネ賦課金がはじまったのが2012年の為、2032年までは当時設定された固定単価で再エネを買い続けるしかありません。にも関わらず、再生可能エネルギーの設備導入量が増えている為、再エネ賦課金も上昇し続けるというわけです。

2030年頃の再エネ賦課金はいくらになる?

ちなみにとあるシンクタンクの予想では2030年頃には再エネ賦課金が5円/kwhになるとも言われています。2022年の金額と比較しても約1.5倍、2012年と比較すると約23倍ととんでもない金額になってしまいます。

再エネ賦課金っておかしくない?

理想の家賃

再エネ賦課金は電気を使用しているすべての世帯(工場や事業者も対象)に対して平等に請求されます。しかし再エネ賦課金について知れば知る程「なんかおかしくない?」「なんで太陽光発電を設置していない自分も徴収されるの?」「不公平だ」という気持ちになってくると思います。

正直個人的にも同じ気持ちですが、再エネ賦課金の制度自体が「電気事業者による再生可能エネルギー電気の調達に関する特別措置法」という法律に基づいて運用されているものなのでしかたないと涙を飲むしかありません。

また世界的な動きとして二酸化炭素を削減し地球温暖化を抑制することで社会全体が住みやすい環境にしていくことに、再生可能エネルギーが非常に有効と考えられており、その普及を促進する為の制度となっています、

再エネ賦課金の支払額を減らす方法

再エネ賦課金は使用電力量に再エネ賦課金単価を掛け合わせた金額が請求されます。料金単価は一律で決められているため、支払額を減らすためには使用電力量を減らすしかありません。まずはこの前提を覚えておきましょう。

住宅用のソーラーパネルを設置する

最も有効的な再エネ賦課金の支払額を減らす方法は自分でソーラーパネルを設置して、電力会社から買う電気(使用電力量)を減らすことです。つまり太陽光発電を自分で行う方法です。

太陽光発電で発電した電気はまず自家で消費されます。その為昼間に太陽光発電で「家の中で使っている電気量」<「発電している電気量」になっている時は「電力会社から電気を買わずに自給自足状態」になっています。またその際に余った電気は電力会社に売ることもできます。

また「家の中で使っている電気量」>「発電している電気量」になっている時でも太陽光で発電した電気は自家で使用されているので、電力会社から買う電気(使用電力量)を減らしている為、結果的に再エネ賦課金の支払を減らしていることにつながります。

これで電気使用量を減らす=再エネ賦課金を減らす為の対策として太陽光発電がいかに有効的かわかっていただけたかと思います。

節電して電気使用量を減らす

節電して電気使用量を減らす方法はシンプルですが、すぐに効果を実感できる方法です。電気の使用量を減らした分だけ再エネ賦課金も比例して安くなります。

誰でも簡単にできる節電の方法は別の記事で紹介しているので、ぜひそちらを参考にしてください。

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