大手電力会社が7月の電気料金を値上げ…なぜ値上げするのかをわかりやすく解説

家庭の節約術

※当サイトでは一部アフィリエイト広告を利用しています。


2022年7月の電気代の値上げを大手電力会社4社が発表したわよ。

5月27日に大手電力会社10社が7月の家庭向け電気料金を発表し、そこで東京電力をはじめとする4社が値上げすると発表がありました。

そこで今回は「どの電力会社がどれくらい値上げするのか?」「なぜ値上げするのか?」ということを詳しく解説するので、興味がある方はぜひ参考にしてください。

7月に値上げする電力会社

まずは「どの電力会社」が「いくら」7月に値上げするのかを確認しましょう。

会社名7月電気料金(円)※標準家庭の場合値上げ金額(円)※6月と比較
北海道電力8,763299
東北電力8,5650
東京電力8,871306
中部電力8,516260
北陸電力7,2110
関西電力7,4970
中国電力8,0290
四国電力7,9150
九州電力7,27118
沖縄電力8,8470

7月に値上げを発表した電力会社は「北海道電力」「東京電力」「中部電力」「九州電力」の4社です。他の6社については燃料費の変動を料金に上乗せする燃料費調整制度の上限金額に既に達している為、値上げはありませんでした。また今回の値上げで九州電力が燃料費調整制度の上限金額に達しました。

電気代の値上げは11ヵ月連続よ…

今回最も値上げ金額が大きかったのが東京電力で306円です。この値上げにより2021年7月の電気代(6,973円)と比較して27.2%(1,898円)の金額上昇となりました。

なぜ電気代を値上げすることになったのか?

次になぜ電気代が値上げされることになったのかを解説します。

答えは「日本の発電量の約8割を占めている火力発電の燃料費が高騰している為」です。燃料費が高騰している理由については次のような情勢が原因となっています。

  • 新型コロナウイルス禍からの経済回復に伴う需要の拡大
  • ロシアによるウクライナ侵攻
  • 急速な円安の加速

新型コロナウイルス禍からの経済回復に伴う需要の拡大

1つ目の理由は新型コロナウイルスの影響が徐々に収まってきていることに伴い、電力やその原料となる石油や石炭の需要が高まっているからです。

日本は原料のほとんどを輸入に頼っています。そしてモノの価格は需要と供給のバランスによって決まる為、原料の需要が高まると当然原料の価格は高騰します。その影響が末端の電気代価格にまで行き届いているという状況です。

ロシアによるウクライナ侵攻

2つ目の理由はロシアによるウクライナ侵攻です。ロシアは世界でも有数のエネルギー大国です。日本もロシアから原料となる液化天然ガスや液化石油ガスを輸入していました。

しかし今回のウクライナ侵攻による影響で経済制限を行っているため、ロシアから原料の輸入ができないという状況です。後は先程と同様、需要と供給の関係により、燃料費の価格が高騰するという仕組みです。

急速な円安の加速

3つ目の理由は急速な円安の加速です。円安とは円の価値が低いという状況なので、海外からモノを買う時に不利となります。そして繰り返しになりますが、日本は原料のほとんどを輸入に頼っています。

つまり同じ量の原料を輸入する際に、円安になる前よりも多くの円を支払っているというイメージをするとわかりやすいと思います。仕入れ価格が高くなれば、当然供給価格は高くなるので、電気代も高くなっているというわけです。

ちなみに円安の加速は日本とアメリカの金利差が広がったことが原因です。日本の金利が上がれば円安は徐々に収束していきますが、アメリカは今後も金利を上げていくことを表明しているため、円安はしばらく続くと言われています。

こんなにたくさんの要因が重なっていると、すぐに電気代が元に戻るということは考えにくいわよね…

電力会社の見直しを検討しましょう

電気代が値上げしていくことは止められませんんが、少しでも電気代を安く抑えることは可能です。その為に最も簡単な方法は契約している電力会社を見直して、より安く電気代を抑えられる電力会社と契約することです。このブログでは東名阪エリアでおすすめ電力会社をまとめているので、ぜひ参考にしてください。

【2022年完全版】東京電力(関東)エリアでおすすめの電気会社まとめ
【2022年完全版】中部電力(東海)エリアでおすすめの電気会社まとめ
【2022年完全版】関西電力エリアでおすすめの電気会社まとめ

また「自分で調べるのがめんどくさい!」「調べてみたけど、結局どの電力会社がいいのかわからない!」という方におすすめの見直し方法を2つ紹介します。

らくらくMOVINGの代行手配を利用する

「自分で電力会社を選べない!」「結局どこにすればいいのかわからない!」「めんどくさい!」という方はらくらくMOVINGの代行手配を活用しましょう。

あなた専用のコンシェルジュがあなたのライフスタイルに併せた最適な電力プランを紹介いたします。らくらく代行手配は下記ボタンより30秒で申込ができます。ガスの他にも電気・インターネット・ウォーターサーバーの紹介もできるので、興味がある方はチェックを入れてみてくださいね。もちろん完全無料で利用できます。

▷無料代行手配はこちら!

エネチェンジの電気代シミュレーションを利用する

らくらくMOVINGの代行手配を利用する方法以外にもエネチェンジの電気代シミュレーションを利用する方法があります。

自分の電気使用状況を入力するだけで、自分に合った電力会社を簡単に比較できます。そのままおトクな電力会社を申込することもできるのでぜひ活用してみてくださいね。こちらも完全無料で利用できます。

関連記事

特集記事

TOP