電気とガスの自由化で、自分のライフスタイルにあわせた電力会社やガス会社を選べるようになりました。このような会社の中には電気とガスの契約をまとめられるセットプランを提供している会社があります。
電気とガスのセットプランで契約している方も増えているわよ!
基本的には電気とガスをまとめた方がおトクになると宣伝をしている会社が多いですが、一説では電気とガスはまとめない方がおトクになるという主張もあります。
そこで今回は電気とガスをまとめることのメリットとデメリットをそれぞれ紹介した上で、結局電気とガスをまとめた方がいいのか?ということについて解説します。電力会社やガス会社の見直しを検討している方はぜひ参考にしてください。
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目次
電気とガスをまとめるメリット
まずは電気とガスをまとめて契約する場合のメリットを紹介します。
支払先がまとまり、家計管理が楽になる
電気とガスをまとめて契約する場合、契約する会社が1社になるので支払先も1社だけになります。電気とガスを別々で契約する場合は支払い先が2社になるので、その手間を減らせることがメリットです。数回の支払いであれば気にならないかもしれませんが、これが毎月となると結構大きな差となります。
また光熱費を管理するという観点からも、支払先が2社よりも1社の方がわかりやすくメリットを感じられるでしょう。
セット割引が適用される
電気とガスをまとめて契約するとセット割引が適用される場合があります。電気とガスを別々の会社で契約する場合には適用されない為、セット割引の分だけ月々の光熱費を節約できます。
またインターネットやウォーターサーバーを提供している会社もあり、それらもセットにすることでさらに大きな節約効果を期待できる場合もあります。
1回の手続きで電気とガスを切り替えられる
電気とガスのセットプランを契約する場合、切替の手続きが1回で済みます。電力会社やガス会社を別々で見直す場合は2回手続きをする必要があり、調べる時間も労力も2倍となる為、こちらもメリットとなります。
また解約する際も同様で、解約手続きを1社で済ませられる点もうれしいメリットです。
管理も楽になって安くなるんだったら最高だよね!
電気とガスをまとめるデメリット
電気とガスを別々で契約する方が安い場合がある
電気とガスをまとめるデメリットは別々で契約する方が安くなる場合があることです。電気とガスをセットで提供できない会社は、市場競争に勝つために電気やガス単体で格安プランを提供していることが多いです。
セット割引は適用されませんが、それでも電気とガスを別々で契約する方が安くなる場合がある点に注意しましょう。
プロパンガスの場合、まとめることができない
電気とガスのセットプランを提供している会社は全てといっていい程、都市ガスの会社です。プロパンガス物件に住む場合はそもそもセット契約ができない為、契約できる人が限定的になるという点がデメリットです。
結局電気とガスはまとめるべきなの?
ここまで電気とガスをまとめる場合のメリットとデメリットを解説してきましたが、結局のところまとめる方がいいのでしょうか?答えとしては「何を重要視するかによって変わる」です。
具体的には「ラクをして、少しでもおトクに電気やガスを使いたい」という方は電気とガスをまとめることをおすすめします。
逆に「手間がかかってもいいから、節約額を重視して契約したい」という方は電気とガスを別々で契約することをおすすめします。ただしエリアによっては別々で契約するよりもセットで契約する方が最安値となることがあります。特に一人暮らしや二人暮らしの世帯であればセット契約する方がお得になる場合が多いです。
個人的にはセット契約するメリットの方が大きいと考えているので、私の家庭ではセット契約をしています。光熱費の管理もラクでポイント等もたくさん貯まるので全くストレスはありません。
電気とガスのセット契約がおすすめの会社
最後に電気とガスのセット契約がおすすめの会社をエリア別で紹介します。
関東エリア:CDエナジーダイレクト

関東エリアで最もおすすめのセットプランを提供している会社がCDエナジーダイレクトです。
- ガス料金が東京ガスの一般料金より3%安くなる
- 東京ガスの暖らんぷらん、エネファームで発電エコぷらんに相当するプランがある
- 電気とのセット申込で、ガス・電気料金がそれぞれ0.5%安くなる
世帯人数 | ガス/電気利用量(月間)※契約電力40A | CDエナジーダイレクトガス・電気料金(年間) ※セット割引含む | 東京ガス・東京電力料金(年間) | 料金差額 |
---|---|---|---|---|
一人暮らし | ガス:19㎥ 電気:186kwh | 101,910円 | 105,548円 | 年間3,638円おトク |
二人暮らし | ガス:31㎥ 電気:272kwh | 146,350円 | 151,821円 | 年間5,471円おトク |
三人暮らし | ガス:39㎥ 電気:313kwh | 171,035円 | 178,005円 | 年間6,970円おトク |
四人暮らし | ガス:41㎥ 電気:316kwh | 174,999円 | 182,237円 | 年間7,238円おトク |
ガス料金単体でみても東京ガスより3%安くなりますし、電気とガスをセットで申し込むことでさらにそれぞれの料金から0.5%相当の割引があります。また東京ガスの暖らんぷらんやエネファームで発電エコプランに相当するプランもあります。年間のおトク金額でみてもセットで申し込んだ場合、世帯数に関わらず、CDエナジーダイレクトが関東エリアでは最も安くなります。中部電力ミライズと大阪ガスが共同出資して設立された会社なので、安心感もあります。
CDエナジーダイレクトについてもっと詳しく知りたい
CDエナジーダイレクトは公式サイトよりWEB完結で申込ができます。(24時間受付可)
関連記事①:【2022年完全版】東京ガス(関東)エリアでおすすめのガス会社まとめ【世帯人数別】
関連記事②:【2022年完全版】東京電力(関東)エリアでおすすめの電気会社まとめ【世帯人数別】
中部エリア:TOKAI都市ガス/でんき

中部エリアで最もおすすめのセットプランを提供している会社がTOKAIです。
- 東邦ガス(一般料金)よりガス料金が3%安い
- 電気とのセットでさらに毎月200円、年間2,400円がおトクになる
- 今なら毎月200円、年間2,400円分のポイントがもらえる(2022年5月時点)
世帯人数 | ガス/電気利用量(月間)※契約電力40A | TOKAI都市ガス・でんき料金(年間) | 東邦ガス・中部電力料金(年間) | 料金差額 |
---|---|---|---|---|
一人暮らし | ガス:19㎥ 電気:186kwh | 113,754円 | 121,336円 | 年間7,582円おトク |
二人暮らし | ガス:31㎥ 電気:272kwh | 162,803円 | 172,502円 | 年間9,699円おトク |
三人暮らし | ガス:39㎥ 電気:313kwh | 190,961円 | 201,740円 | 年間10,779円おトク |
四人暮らし | ガス:41㎥ 電気:316kwh | 195,887円 | 206,821円 | 年間10,934円おトク |
TOKAI都市ガス/でんきはTOKAIと東京電力が共同出資して設立した「T&Tエナジー株式会社」が提供している電力・ガス事業です。TOKAIも東京電力も東証プライム市場に上場している大企業なので安心感があります。
一人暮らしの場合、TOKAI都市ガスは東邦ガスと比較するとポイント還元を含まない場合でも3%、ポイント還元を含む場合だと7%も安くガスを利用できます。加えて、TOKAIでんきにもまとめて申し込むとガスの利用料金から毎月200円が割引されます。ガスと電気をセットで申し込むと年間7,582円も安くなります。
一人暮らしでここまで大きな金額を節約できる会社はTOKAI以外にはありません。もちろん二人暮らし以上の場合であれば、節約金額はさらに大きな金額となります。
TOKAI都市ガスについてもっと詳しく知りたい
TOKAI都市ガスは公式サイトよりWEB完結で申込ができます。(24時間受付可)
関連記事①:【2022年完全版】東邦ガス(中部)エリアでおすすめのガス会社まとめ【世帯人数別】
関連記事②:【2022年完全版】中部電力(東海)エリアでおすすめの電気会社まとめ【世帯人数別】
関西エリア:関電ガス(eo割)

関西エリアで最もおすすめなセットプランは関電ガス(eo割)です。
- 大阪ガス一般料金と比較して、基本料金・従量料金が安い
- eo電気と関電ガスをセットで利用するとガス料金が3%割引になる
- 関西電力が提供しているガスなので安心感がある
世帯人数 | ガス/電気利用量(月間)※契約電力40A | eo電気ガス料金(年間) ※セット割引含む | 大阪ガス・関西電力料金(年間) | 料金差額 |
---|---|---|---|---|
一人暮らし | ガス:20㎥ 電気:186kwh | 99,481円 | 104,761円 | 年間5,280円おトク |
二人暮らし | ガス:31㎥ 電気:272kwh | 143,138円 | 150,362円 | 年間7,224円おトク |
三人暮らし | ガス:40㎥ 電気:313kwh | 170,257円 | 179,089円 | 年間8,832円おトク |
関電ガス(eo割)は大阪ガス一般料金と比較してガス代が安くなるだけでなく、電気とセットで契約することでさらにガス代が3%安くなります。電気とのセットで比較すると約10%程度の節約ができます。eo光もセットで申し込むことで割引額はさらに大きくなります。
またガスを提供している会社が地域電力会社の関西電力ということもあり、世界情勢に影響されにくいという安心感もあります。公式サイトではeo光とのセット申込を強く推奨していますが、セットで申し込むサービスは自分で選べますので安心してください。
関電ガス(eo割)についてもっと詳しく知りたい
関電ガス(eo割)は公式サイトよりWEB完結で申込ができます。(24時間受付可)
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